環境変化
商品のサイクルというのは短い。
ボクが以前に勤めていた会社にはマーケティング部門というのがあって、そこには商品開発を専門にやっている連中がいた。彼らに話を聞くと、食品や飲料で5年後に生き残れる商品は100に3つくらいしかないという。まさに「数打ちゃ当たる」というヤツで、売れようと売れるまいと、次から次から機関銃のように商品を出すのが仕事だと話していた。
しかし、個々の商品の寿命はともかく、ライフスタイルや消費構造の変化で、特定の事業分野がすっかり衰退してしまうことがある。したたかな企業は、そんな市場のトレンドを読み切って、新しい柱に軸足を移している。
最近テレビで驚いたのは『スキンケア化粧品アスタリフト』のCM
松田聖子と中島みゆきの取り合わせも新鮮だったが、「富士フィルムが化粧品?」とびっくりしてしまった。まったくの異分野かと思いきや、これは写真フィルムの主原料であるコラーゲン研究で永年培った高度な技術の成果らしい。
考えてみたら、すでにデジカメの時代に入って久しい。ということは、従来の銀塩式フィルムの需要は激減しているはずだ。
この会社は、フィルムに将来性がないことをかなり前から読み切っていたのだろう。そして主力商品を上手にメディカル製品やフラットパネルディスプレイ材料にシフトさせて、体質改善を実現させた。そして今も増収増益を続けている。
市場の波を予測するのは難しいが、いくら優れた商品でも永遠に売れ続ける保証はない。環境の変化についていけない企業は淘汰される。自社の将来を見据えた中長期ビジョンが重要である。
さて、この二人の女性ミュージシャン。はたして環境変化に対応しているのだろうか。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント