洞爺湖サミット
洞爺湖サミットが終わった。
いくつか感じたこと。
まず議長の福田首相だが、どうもこの人には華がない。少なくとも国際舞台の中央に座る人ではない。英語力不足もあろうが、引っ込み思案で各国首脳が談笑する輪に入っていけない。日本の顔としてはもう少し存在感が欲しいところ。
政治家にとって、サミットの議長というのはそれほど魅力的なものなのか。モトはと言えば、前任の安倍さんが務めるはずだったのが、急な辞任劇でおハチが回ってきたにすぎない。この人はむしろ、裏方をソツなくこなすのが向いている。
思い起こせば8年前の沖縄サミットのときもそう。お膳立てをした小渕さんの急逝で森さんに思いがけない大役が転がりこんできた。でも無神経な森さんは、上機嫌で終始うれしそうだった。
この8年でサミットの顔ぶれもすっかり代わったが、3人もトップが交代したのはわが日本だけ。この腰の落ち着かなさは、諸外国からはどう思われているのだろう。
沖縄で開催したのは、基地問題を前進させるという政治的思惑があったから。でも、今回はなぜ洞爺湖なのか。自然にあふれた北海道は安倍さんが提唱した美しい国のイメージに合うからか。ついでに自著『美しい国へ』の宣伝効果も期待していたのかもしれない。それにしてもロシア大統領が初めて北海道の地を踏んだというのに、積年の北方領土問題については解決の糸口すら見えない。
いったい費用対効果、つまり収支計算は合うのかどうか。何百億円という血税を投じて得たものは何か。警備上の障害が少ない会場とはいえ、飛行機や船で日本中の警官を集めたのだから、かかる費用もハンパじゃない。
あのプレスセンターだって、30億円もかけて作って、終わったらすぐに取り壊すらしい。環境とかエコとか言いながら、やってることが首尾一貫しない。
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