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2008年12月29日 (月)

ジュリー

 昨夜テレビをつけたら、たまたま沢田研二の還暦コンサートを放送していた。

 12月3日に東京ドームで行われたコンサートの一部で、ダイジェスト版といってもたっぷり90分、充分に堪能できる。コンサート会場で最初から最後まで全部見たら、何と6時間40分だそうだ。しかも、ひとりで80曲を歌い切ったというからスゴイ。

 往年に比べるとたしかに太った。小皺も増えて、首のあたりはたるんでいる。でも、声はよく出ていて、運動量も半端ではない。世間の一般的な60歳に比べたら、はるかに若い。

 よく見ていると、若い頃とは微妙に歌い方が変わっていることに気づく。華やかな過去に埋没せずに、この年になってもまだ年齢に応じて進化しているのだ。

 彼はデビュー以来、並外れたルックスと大胆なコスチュームで若者、とくに女性ファンを魅了してきた。しかし、ひょっとしたら見た目だけで評価されることに満足できなかった人かもしれない。

 レコードの売上げが落ちてきた後も、固定ファンを相手にディナーショーで地方回りしたらソコソコ稼げたはずなのに、ジュリーは「毎年アルバムを出して、コンサートツアーを続ける」ことにこだわった。歌手としての軸をしっかり見てほしいということなのだろう。

 もちろん、見た目は悪いよりもいいほうが得だ。しかし、ルックスだけに目がいくことで、本人が勝負したい本筋がボヤけてしまうことがある。医者でも弁護士でもスポーツ選手でも、そんな人がいる。

 世の中には贅沢な悩みがあるものだと、ジュリーの還暦姿を見ながら、奇妙なことを考えていた。

 ちなみに同い年は、チャールズ皇太子、舛添要一、糸井重里、内舘牧子、井上陽水、江夏豊、泉谷しげる、山本益博、都はるみ、月亭八方 など…

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