ローカルルール
毎日のように車を運転していると、他の車のナンバープレートが自然に目に入る。
登録の区分でいうと、大阪市内は「なにわ」、府下の中北部は「大阪」、南部は「和泉」と分かれていて、このうち「和泉」ナンバーというのはあまり評判が芳しくない。
しかし10年以上大阪で車を運転していて、とくに「和泉」ナンバーだけが行儀が悪いとも思わない。みんな一緒だ。大阪では信号無視に近い右折や直進、強引な追い越しは日常茶飯事で、これでよく事故が起こらないものだと感心する。
ボクは信号が青に変わっても、絶対に最初には飛び出さない。無謀な直進車や右折車がいないとも限らないからだ。交通事故を裁くルールに「信頼の原則」というのがあるが、さしずめ大阪では「不信頼の原則」。つまり「相手が赤信号で停まるはずだ」という信頼ができないから充分に注意する。そのため事故にならないという不思議なことになっている。
「ジャフメイト」4月号に、ローカルルールの話が出ていた。もともとローカルルールとは、ゴルフなどで公式ルールブックに記されたもの以外の独自のルールのこと。
ところがそれが交通ルールにもあるというのだ。
たとえば松本市には「松本ルール」なるものがあって、右折車が直進車を差しおいて右折するらしい。城下町で狭い道が多いため、渋滞を解消するために生まれた慣行だというが、旅行者には恐ろしい。
他にも右折車が割り込む愛媛県の「伊予の早曲がり」、黄色信号で加速して交差点を通過する「名古屋走り」、進路変更でウィンカーを出さない「福井走り」などが紹介されていた。
最近怖いと思うのは高速道路でのパッシング。本来は後続車が追い越すときの合図のはずだが、先日首都高で前の車がパッシングしながら左に寄っていくのを見た。運転していた知人に聞いたら、あれは「お先にどうぞ」という意味だという。近ごろ東京では、対向車同士や側道から出入りする車に譲る側がパッシングすることが増えてきたらしい。でもイラチな大阪だと、たいてい「先に行くよ!」という反対の意味。お互いが逆の意味に解釈したら大事故になりかねない。。
これからはナンバープレートに注意しなければ…
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