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2008年5月 5日 (月)

現役復帰

 11年ぶりに現役復帰した伊達公子のゲームと記者会見を見た。

 ライジングショットの切れ味は往年と変わらないし、何より表情がいい。

 10062160859_s柔和な話し方を聞いていると、ずいぶん大人になったものだと思う。ボクはかつての彼女のインタビューでの態度がキライだった。テニスでの実力は認めるが、生意気で不遜な口の利き方に好感を持てなかったのだ。

 考えてみたら仕方がない。6歳からテニスを始め、26歳で引退するまでずっとテニス漬け。学校の勉強もろくにしていないだろうし、ふつうの青春時代もなかったはずだ。自分で選んだ道とはいえ、日本中の期待を一身に背負って、若い女性にはさぞ過酷な日々だったことと思う。

 そして突然の引退発表。唐突さに驚いたが、ここまでで精一杯だったのだろうと気の毒さを感じたものだ。

 よもや復活があるとは予想もしなかった。ビッグネームの再登場で、いちやく注目を浴びた女子テニス。これで若手が刺激を受けてくれたらいいのだが。

 昨日、たまたま長女のテニスを観戦。いつの間にか強豪校のナンバーワン選手が入れ替わっている。何と新1年生で、ジュニア時代から有名だった選手という。

 大阪あたりだと、中学に入ってからテニスを始めたのでは遅すぎるらしい。伊達のように幼時から英才教育を施さなければ上位は狙えない。また、中学・高校でも有名な選手は、必ずスクールで専任コーチについていて、学校の部活のほうは籍を置いているだけなのだそうだ。

 勉強だけでなく、スポーツも今や過熱気味である。黄色い声を張り上げて応援しているお母さんたちを見て、そう思った。バランスのおかしな子供にならなければいいと念じるのみ。

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