不惑
金本が、2千本安打を前にして足踏みしている。
スタートからの絶好調がウソのように、バットから快音が消えた。これだけマスコミやファンに騒がれると、プレッシャーも相当のものだろう。そっとしておいてあげたらと思うが、人気稼業はつらい。
その金本が40歳になった。引退を表明した桑田、晴れてメジャーに復帰した野茂も同い年。そのせいか最近はスポーツ紙でも、不惑という文字をよく見かける。
「四十にして惑わず」とは論語の言葉で、孔子の時代なら半ば老境に差しかかった年代。史記には「退きて詩書礼楽を修め、弟子いよいよ多く遠方より至り…」とある。
スポーツ選手はともかく、今どきの40歳は現役バリバリ。13年前、ボクはその40歳で会社を辞めた。不惑にして大いに迷って、人生をリセットしたのだ。だからこの「四十にして惑わず」という言葉には格別の思いがある。
今の世の中、人間を惑わす情報が氾濫している。そのなかで、自分に必要な情報だけを取捨選択できる能力を身につけることが大切だと思う。ビュッフェで片っ端から皿に載せて早々と満腹になるのではなく、自分の口に合う料理だけを選り分ける目を磨かねばならない。
「不惑」という言葉を現代風に解釈すると、40歳くらいまでには明確な自分のモノサシを作れということ。いい年をして、いつまでも他人(ひと)の意見に右往左往しているようでは先が思いやられる。カブスに移籍した福留がコメントしていたように「どこに行っても自分のストライクゾーンは変わらない」というのは真理である。
どうやら今日の甲子園のゲームは中止らしい。この雨で金本の迷いが吹っ切れるかどうか…
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コメント
ついに2千本達成しましたね。
横浜で…
やっぱり鉄人にもプレッシャーあったんですかね。
投稿 とらキチ | 2008年4月12日 (土) 18:58