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2008年4月23日 (水)

泣いたらあかん

 大阪府の橋下知事が、府下の市長たちと財政再建をめぐる意見交換の席で感極まって涙を見せた。

 民間企業なら倒産寸前の府の財政。これを立て直すには相当な荒療治が必要で、思い切った経費の切捨て、とくに人件費削減に大鉈をふるわねばならない。今回提示された案には市町村に対する大幅な補助金削減が含まれていて、これに市長たちがいっせいに反発した。もうすでに20年度予算案はできあがっているから、今さら府の補助金をカットするなどと言われても地元が承知しないという気持ちは分からないでもない。

 この間の日曜日、テレビでその映像を見た。若い知事に集中砲火を浴びせる百戦錬磨の市長たちは、既得権益にしがみつく抵抗勢力としか映らない。これだと知事の支持率が上がるだろうと思っていたら、ネットでの世論調査は軒並み高得点。逆に市長たちへの抗議電話が絶えないという。

 既成勢力に背を向けて、選挙民の絶大な支持をバックに改革を進めるというやり方は、かつての小泉総理が得意とした政治手法。でも、あの場で涙を流すのは禁じ手だと思う。

 日本人は涙に弱い。しかし企業が不祥事を起こしたときの涙の謝罪会見などというのは、反吐が出るほど見苦しい。泣いてすむ話ではないのに、涙で論点がぼやけたり、立場が入れ替わったりする。女の涙も卑怯だが、男の涙など論外である。大阪府知事として改革の矢面に立つつもりなら、断じて泣くべきではない。 
 
 感情ではなく理屈できっちり説得してほしい。市長たちも財政改革という大きな方向では同じはずだから、話せば分かると信じたい。たとえ正論であっても、泣くとかすんでしまってパフォーマンスにしか見えないのである。

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コメント

厳しい言い方ですが、橋下知事は意欲はあるが能力がない。その分ありがた迷惑です。私のブログでその暴挙をこの所継続して取り上げていますので。
http://yamashika.cocolog-nifty.com/chiki/

投稿 山中鹿次 | 2008年4月25日 (金) 16:04

個人的には橋下知事を支持します。
泣くのはどうかとも思いますが、
ひたむきさが伝わってきて好感が持てました。
頑張ってほしいです。

投稿 りん | 2008年4月23日 (水) 23:11

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